1960年代アメリカで人工芝の開発され製造開始しました。ラグビーフィールドに初めて設置され、次第にほかのフィールド競技にも広まりサッカー場、野球場、フットボール場の人工芝、フィールドターフとして敷かれることとなりました。1980年代には人工芝は世界中で評判を呼び、21世紀には中国市場の高まりとともに急速に普及し今では一般的な光景となりました。

• 全天候型 練習場の全天候型人工芝は天候や地理的制約を受けることなく競技に集中できます。高冷地、高温地にも設置可能です。
• シミュレーション 人工芝はバイオニクスに基づいて開発され、透水性に優れており快適な環境でプレーヤーはスポーツを楽しむことができます。より天然芝に近づいた質感を作り出すことに成功し、足裏の感触やボールの反発スピードを実感いただけます。
• 設置・メンテナンス 人工芝はアスファルトやセメントの上にも設置が可能で、景観の緑化に期待できます。手間のかからないメンテナンス、耐久性、透水性に優れていますので校庭や競技場のような使用頻度の高い場所にも安全で快適なフィールドワークを実現していただくことができます。
• 多目的用途 色褪せず、耐久性に優れた人工芝は一度設置すると手間もかからず快適なフィールドワークを楽しむことができます。またカラーバリエーションを揃えており、配色の組み合わせで装飾にも一段の見た目の美しさを追求できます。スタジアム、中庭、ルーフガーデンなどの装飾に使用されています。
• 物理化学的特性 人工芝製品検査において耐摩耗性をはかる摩耗試験を実施し品質の判断をします。数十万回に及ぶ摩耗試験の結果、人工芝の合成繊維の重量は約2〜3％のへたりのみでした。大雨の中でも20分以内に排水され優れた透水性を発揮します。また伸縮性、柔軟性にも優れており劣化しにくく耐久性にもすぐれています。製品によって異なりますが5 年から 8 年の品質保証をおつけしております。
• 安全性 人工芝製品は構造上、プレーヤーの衝撃力そして摩擦力を減らし、怪我につながるような激しいパフォーマンスでも選手の筋肉、靭帯、関節を保護することにつながります。またリサイクルが可能で再生され資源の有効利用や環境に配慮した製品の開発もされています。

人工芝製品の用途

人工芝は、サッカー場、テニスコート、バスケットコート、ゴルフ場、ホッケー場の競技場やビルの屋上、プール、中庭、子供用庭、ホテルなど休息のための利用にもおすすめです。

人工芝の製品構成図

• 合成繊維
• 一次打込み
• コーティング

サッカー人工芝が採用されるまで

人工芝フィールドのイメージで一番にサッカー場を思い浮かべる方も多いと思います。しかし当初、人工芝はサッカーのために設計されたものではありませんでした。天然芝での競技が当然という時代でした。時代の流れとともに人工芝フィールドが認知され専門メーカーも本腰を入れるようになりました。サッカー場から人工芝フィールドは拡まっていきました。

初期の人工芝の製造は、砂やゴムチップなどの基布に合成繊維を接着または打込む方法でした。

その後10年以上の開発期間を経て、人工芝の質感や特性は天然芝に極めて近いものに進化しました。長時間使用する人工芝は帯電防止、弾力性、耐久性などを備えています。

人工芝の性能が認められ2005年から2006年には、欧州サッカー連盟は人工芝での競技を許可しました。これを機にヨーロッパカップやUEFAカップなどの注目される試合や大会が人工芝で開催できるようになり、人工芝フィールドは飛躍的に世界に認知されるようになりました。国際サッカー連盟は、2006年ワールドカップ予選を人工芝で開催すると発表しますが、それは開催のわずか2ヶ月前の要請でありました。

UEFAはワールドカップ決勝戦を除く、すべての公式大会の人工芝での開催を承認しました（表34参照）。これを契機にほとんどのトップサッカークラブは、フィールドに人工芝を採用する判断をしました。
全天候型の人工芝は天候に左右されることなくプレーヤーのパフォーマンスを向上させる高品質の人工芝のフィールドワークをご覧ください。天然芝は地域による風土の違いでも維持管理が難しいこともあり、人工芝の優位性が高いといえます。

全天候対応のスタジアム建設では日照や風雨、屋根のあるなしに関わらず、シーズンを通して快適に使用できるよう人工芝の設置が進められています。

サッカーの技の見せ場であるスタートからデッドストップ、ターン、インターセプト、スライディングタックル、ビヨンドなどのキレは天候に左右されません。

人工芝の特性である柔軟性、クッション性、耐へたり性、耐熱性などからプレーヤーは身体へのダメージが軽減されます。基布のゴムチップに打込まれたターフパイルと機能性豊かなサッカースパイクの相性も抜群です。

人工芝は天然芝に引けをとらない特性を持ちながら、初期設置以外は維持管理に多くの時間やコストを費やすことはありません。そのため競技場から一般家庭まで急速に普及を遂げています。